2014年12月10日水曜日

ふゆ

この前まで蝉の鳴き声が響き、ギラギラ照りつける太陽にくらっとしていたかと思えば、
秋は味覚だけ堪能し(笑)、もう年が変わろうとしている。

忙しい、時間が足りないと言いたくないけど、1年はほんとうにほんとうにあっという間に
過ぎてゆく。四季の移り行きを後から追いかけているようではダメだな…。

来年から(いや、今から)もっと季節をど真ん中で楽しもう!

窓から見える空は冬そのものの色。薄い灰色がどこまでも続いている。
いかにも寒そうだ。
床暖つけてぬくぬくしながら飲むコーヒーが美味しい。

仕事がんばろうー。

(俳句思いつかず・・・)





2014年11月25日火曜日

冬の雨

冬の雨音は空へと消えにけり

浅草の浅草寺。
外国人観光客が多く、さまざまな国の言葉が飛び交っていた。みな思い思いに写真を撮ったり、お祈りしたり…。
それでも静かな時が流れているように感じたのは、冷たい冬の雨の中、浅草寺そして五重塔が見守るように佇んでいるからだろうか。

2014年10月28日火曜日

三日月

きれいだね子の指先に三日月や

きれいだね手に三日月乗せ子が笑ふ

三日月を手に乗せて笑ふ子のえくぼ

2014年9月25日木曜日

秋分の日

これまでの思いや経験を大事にしよう。
今いる場所が「わたし」なんだと
すーっと受け入れることができた。

特別な秋分の日となった。

秋分や重ねし月日に続く道

2014年9月22日月曜日

静か

物語めくり安らぐ夜長かな

たまりにたまった本…どれから読もうか。

2014年9月3日水曜日

移りゆく

季節の移り変わりに敏感でありたい、
俳句の題材を見逃さないようにしたい、
と思っているのに、
気がつくといつも次の季節があちこちに感じられる。

ひとすじの雲はるかなる秋の声

2014年9月1日月曜日

新学期

今日から9月。早いなんてもんじゃないな…。
長男にとって待ちに待った学校が始まった。
クラスのみんなと遊びたくて仕方なかったよう。
相変わらず「勉強したくなーい」とブツブツ言っているが…(笑)がんばれーぃ!

わたしもやる気がどこかにふらっと出かけてしまうことが多かった8月だけれど、年末、年度末に向けて気合いを入れ直さくては!

初秋やランドセルが小さく見え


2014年8月20日水曜日

蒸気

たまにしかアイロンをかけないから
(なんて言うの恥ずかしいけど)、
やり出すと止まらない。
そんな夜です。

アイロンの蒸気のぼるや夏の夜

2014年8月15日金曜日

終戦日

親子三代で食卓を囲む夜。

鮎食みし祖父をみつめる小さき瞳


(去年の句)
イマジンの歌詞書き写す終戦日

2014年8月6日水曜日

69年目の原爆忌

8月6日は「原爆忌」。
人間が作り出した恐ろしい兵器は、
広島と長崎に投下され一瞬にして多くの命を奪ったことを
忘れたかのように、世界中に存在している。

平和を思うとき、

今でもどこかで戦争や争いが繰り広げられている、
平和とは程遠い現実がある。

吾子抱きてガザの子に祈る原爆

2014年8月4日月曜日

初めてのキャンプ

泣き顔でキャンプに出発手を振りて

長男が初めてお泊りキャンプに行った。
たくさん友だちも参加するのに、
大人数に緊張して泣き出してしまった。
最後はバスに乗れたのでホッとした!

思い出いっぱい作って帰ってきてねー。

2014年7月31日木曜日

日の盛り

今日で7月も終わり。明日から「夏休み」本番という感じがする。
と言っても仕事、仕事になるであろうし、どこか遠くに出かける予定もない。
(せつない…)

例年どおり暑い日々が続いている。
学童に長男を迎えに行くとき、玄関のドアを開けるのに勇気がいる!
太陽が燦々と照り、心なしか出歩いている人もこの時間は少ないような。

公園の片隅ゆらめく日のさかり

2014年7月28日月曜日

短夜

夏至は過ぎたけれど、まだまだ日は長い。
その分、夜が短い。
当たり前だけど、夕ご飯を食べ終わっても
窓の外が明るいと、感覚がずれてしまう。
夜にどっぷり翻訳に集中したいのに
息子たちはきゃっきゃっ言って全然寝る気配がなく…

短夜のしずけさに響く寝息かな


2014年7月24日木曜日

大暑

書いては消し過ぎゆく時間の大暑かな

今年も日本翻訳者協会(JAT)のアンソロジーに
参加させていただきます。
ずーっと書く内容を考えていたが、あれこれまとまらず、先ほどギリギリで送信した。
背中を押してくれた先輩に感謝です!


2014年7月21日月曜日

青田

この季節、田んぼの緑色はなんとも言えない美しさで
吸い込まれるように窓の外を眺めてしまう。
波打つ稲は、やわらかな絨毯のように揺れている。

大空にうねりてかえる青田かな

2014年7月20日日曜日

南房総の夜空

同じ千葉でも南房総の夜は星がたくさん見える。
夜空の碧は海より深くて、星の輝きが違う。

花火果つ余韻と星の降り注ぐ

2014年7月18日金曜日

冷房と夏

子どもたちは異常なほど暑がりで、
朝はいつも汗びっしょりで起きてくるもんだから、
冷房を入れて寝た。
とたんに次男が熱を出した。

冷房を入れるか入れないか悩みはじめるこの時期は
必ず誰かが体調を崩す。
納期もヒヤヒヤしながら追っかけている。
うーん。

ま、でもお散歩行くほど元気だから、長引くことはなさそう(ホッ)。

坂のぼり待つ子の額に汗ひかる




2014年7月16日水曜日

暑い!

あれ、もう梅雨明けた…?というくらい暑い。
暑いときこそ温かい飲み物を飲んだほうがいいのは
分かっているんだけど。

ビール
よく冷えた白ワイン
ハイボール
梅酒ロック


のどごしがたまらない。

仕事中のコーヒーもやっぱりアイスで。
最近はヘーゼルナッツフレーバーなど、
いろんな味が出ていて楽しい。

カランと鳴る氷たっぷりアイスコーヒー



2014年7月15日火曜日

三句

冒険の入り口に咲く立葵

夏の日やくちずさむ歌の名を忘れ


風白く夏の花は夏の色




2014年7月14日月曜日

子らの手をぎゅっとにぎりて宵祭

近所の神社のお祭りに繰り出した。
次男は、夜店が並ぶ通りのにぎやかさに
ドキドキしている様子。
長男はチョコバナナを見つけて大喜び。

二人とも、迷子にならないでね。




2014年7月13日日曜日

南風

南風ふるさとは今日もここにあり


父が転勤族だったため、子どもの頃はあちこち行ったが、フロリダが6年間と一番長かった。
大西洋に沈みゆく夕日を眺めるのが好きだった。

昨日の夕暮れは、そのフロリダの夕暮れを思い出させるように心に沁みた。




                               太陽が雲に反射して 


2014年7月11日金曜日

夕焼け

夕焼け、朝焼け、ともに夏の季語である。
季節ごとに、違った表情と趣きがあるが、
夏の夕焼けはとくに壮大で、空が一層広がり、
すべてを染めるようなスケールだからだろうか…。

台風が過ぎたあとの空に浮かぶ雲の白さが眩しかった。
夕暮れには天も地もオレンジ色。

夕焼けて想いも同じ色に染め

2014年7月10日木曜日

初蝉

初蝉に聞入る子らと星明かり

昨夜は初めて蝉の鳴き声が聴こえてきた。
結構力強く、息子たちとしばらく黙って聴いていた。
夜風はまだ涼しいけれど、夏本番が近づいてきている。

北海道からスイカ♪

北海道に住む兄家族から、毎年恒例のスイカが届いた。
義理の姉が働いている農家さんが作っているスイカだから、味も格別!
浜辺でスイカ割りがしたいな…。

大地から届く便りや夏の雲




























2014年7月9日水曜日

風鈴

風鈴やひとゆれでときが止まりけり


散歩していると、どこからともなく風鈴の音が聴こえてくる。

実際に見ることはないのだけれど、風に揺れている絵が浮かんできて
時が止まるような感覚になる。

沖縄・九州に超大型の台風が接近し、被害が出ているという。
関東にも上陸し、ゆっくりと北上していくようである。

どうか、みな無事でありますように・・・






2014年7月8日火曜日

やることリスト

長男が1年生になって3カ月が過ぎた。あっという間である。
最初は涙も見せていたのに、最近では、「お母さん付いて来なくていい」と
どこでも一人で行きたがる。淋しいような、頼もしいような。
わたしも少しずつ子離れをしなくては。

宿題もほぼ毎日でて、自分でやらなくてはいなけないことが一気に増えた。
そこで、「まいにちやることリスト」を書かせて、自分の部屋の目立つところに貼らせた。
これからはあまりガミガミ言わず、彼のペースを尊重しよう、と思う。
忍耐、忍耐。

そして私もひそかに「やることリスト」を作った。きちんと守れるようにしよう!

七月や伸びゆく花木を植え替えて

夏めく

夏めきて幼子の産毛きらきらと

梅雨明けはまだ先だけれど、晴れ間には陽射しが強く照るようになってきた。

水遊びで大はしゃぎする子どもらの肌に、太陽が反射してまぶしい。